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サルワーレ の歴史

サルワーレ ヒストリー NO.7【妻の反撃】

| ヒストリー

こうして生活は元に戻り平穏を取り戻したかに見えた。長男は大学卒業し山口で職に就き、次男も大学へと進学した。家庭も仕事も順調に進み,密かに胸をなで下ろす。そんな矢先ポツリと言った妻の一言「もう私も自分の好きな事をしてもいいよね?・・・・・」実は妻が洋裁のプロでカッターとして、デザイナーとして活躍していた時期結婚し、一人っ子で鍵っ子の経験を持つ私の「母親が家で子供の帰りを迎えてやって欲しい、なんともあの寂しいおもいは自分の子供にだけはさせたくない!」との願いで25年間もの永い間、家事に専念してくれていたのである。その間転んでも、ただでは起きない彼女の性格がそこにはあった。子育ての合間、「洋裁、年1回の展示会」「料理」「ケーキ作り」「糸紡ぎ、織物」「草木染め」「押し花」「手芸」「陶芸」など色々な事にチャレンジは続いていたのである。

さて話は戻るが、「なにがやりたいの?」「よく解らないけど例えば自宅の一階を使ってお茶の間喫茶などいいね、手作りケーキとハーブティー」、その時妻は勿論、私も夢かな?程度の意識しかなかった。しかし過去の事もあり時がたつにつれ、かすかながら何とか実現出来ないものか、いや出来るはずだ!実現してみせる!いつしか又燃え始めたのである。そして現在の本業も後押しとなり、密かに企画を始めていた。市場調査、立地条件、コンセプト、ターゲット、集客数、客単価、売り上げ予測、経費、人件費、借り入れ返済費、等事細かに計画を進める!今度は無理なチャレンジはせず、石橋をたたくような計画を立てることにした。約半年後に大枠の企画ができ、建物のデザインと綿密な企画書を妻に見せる事になる。