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サルワーレ の歴史

サルワーレ ヒストリー NO.10【徹底手作り計画2】

| ヒストリー

建築申請も結構苦労したが、県土木、保健所、水道局、市役所等の公共機関へ日参し協力を得てなんとか自分で完成できた。接道、下水、上水、設計上の問題多くの難関が待ち受けていたが、各関係機関の親切なアドバイスでクリアーでき感謝!である。特に設計の段階では建築申請の窓口で懇切丁寧な指導を頂き素人の私でも完成できたのだから、感謝!感謝!感謝!

9月に次男が休学届けをだして帰ってくると、早速残す木に目印を付け伐採に取りかかった。椎の木で直径20~30センチの木をチェンソーで倒すと怖いものがある。ドッスーン地響きをたてて倒れる。次男と幾度と無く倒れる方向を確認しながら、少しづつ安全に注意を払いながら進めていく。特に切り倒した木がほかの大木に引っかかった時は時間をかけて慎重に処理した。チェンソーの歯を何本駄目にした事だろうか!

10月プロに造成を頼み、いよいよ形が見えてきた!裏山の畑は(現在の店の真裏に当たる)ほとんど次男一人が耕して畑に仕上げてしまった。木の根が残っていて、非常に大変な作業であったが、スポーツで鍛えた体力で頑張り通してくれた!私にはできない作業だ「次男も一人前の大人になった。」このころから息子ではなくパートナーと考えるべきだと思い始めていた。引き続いて建物の建築部材を細工する作業に入るが、これはプロの滝口さん宅で次男が指導を受けながらの作業となる。この作業の合間に基礎工事に入った。型枠を作り、小さな機械でセメントを練りながら猫車で運ぶという人力作業が始まった。我が家族と滝口夫妻がレギュラーで息子の友人たちが交代で応援にきてくれたり、私の友人も駆けつけてくれたり、きついながらも楽しい作業となった。

12月末完成した基礎、滝口夫妻と次男が細工した柱、いよいよ棟上げとなる。クレーンを使い組み立て作業だ!この時も多くの方々に応援頂き一日で形ができた!今年は本当に「一つの夢」が叶うと家中うきうきした正月となった。

平成11年は私の本業シンプルも週5日を週2日でこなし、週4日は建設に時間を割く計画とし、いよいよ建物完成に全力をあげる事となる。ノミ、ノコ、電動丸鋸、全てを操り、滝口夫妻の指導の元、作業に明け暮れる。腕は痛み体の節々は悲鳴を上げるも、毎日毎日すこしづつ進む実感、これが全ての疲れを癒してくれた!物を作る喜びを家族の全員が味わえたのは本当にラッキーであった。